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ボールペン [ 職人インタビュー ]

チロ・マトローネ氏(54才)

DELTA社創業者。社長のニノ・マリーノ氏と共にDELTA社を立ち上げる。製品開発の最高責任者として、手腕を奮ってきた。

  私たちGentryZOOが、見つけ出したボールペンは、コレです。イタリア、ナポリにあるDELTA(デルタ)という会社の1作品。これには、心から納得するほど、細部までこだわられた作りになっております。製作者であるチロ・マトローネ氏のお話を聞いたら、とてつもなく気持ちのこもった作品であるとわかり、無理をお願いし、弊社でお取り扱いさせて頂く事となったのです。

  私たちがボールペンメーカーを立ち上げたのは(1982年に社長のニノ・マリーノ氏と設立)、有名ブランドが名前だけでなく、本当にこだわったモノ作りをしているのか?という疑問からでした。

  一点、一点を追求し続けた、使う人が誇れるような伝説のペンを作れないものか!伝説として使われていくペンを!と私たちの会社は、スタートしたのです。

悪魔が語りかける言葉とは?

  そして私たちが「1本1本ハンドメイドで作り上げる素晴らしさ」は、すぐにクチコミで伝わり、売れ出しました。しかし・・・「伝説の作品」は、なかなかできません。私たちが作りたかったのは、「それなり」のものではありません。以前、勤めていたボールペン会社を辞め、作りたかったのは、後世に語り継がれる本当の作品を、自分たちの手で産み出したかったのです。
  しかし・・・甘いものではありませんでした。そんな思考錯誤していたある日、私に「悪魔のささやき」が聞こえてきたのです!それは・・・

  「これだけ売れていれば十分!」、「満足では?」、「ゆっくりしたら。」と。そしていつの日か、そんな「ささやき」に影響され始め、開発にかける燃え上がるような気持ちがなくなっていったのです。

今では信じられないような甘い考えだったと語るチロさん。しかしこの時は自覚症状がほとんどなく、社長と話している時にやっと気づく事ができたと。
それでダメなら諦める!!
これが伝説とまで言われるボールペン

 社長に、「何の為に会社を作ったんだ、私たちは?」と言われました。後世に語り継がれる本当の作品を作りたかっただけだろ!とも。そうです、その為にあえて、サラリーマンを辞め、創業したはずなのに・・・この程度に満足してしまったら、流石にお終いだな。。と。ここでやっと気づきました。そして私は・・・「鬼」になろうと決めたのです!

作品を作る為にもっと気持ちを込める!そして「もっと!もっと!!もっと!!」と!現状に満足せず、作品の結果を求め続け、完璧なものを作り上げる!全てに完璧なものを、と私を含め、チーム全員を昼夜問わず追い込んでいました。

  それからです。私たちから伝説の作品が生まれたのは。そのおかげで創業から12年経った1994年に、G7(先進国首脳七カ国会議)では、各国首脳の調印式に私のボールペンが使われるまでになったのです。しかし・・・それでも私は、「鬼」をやめませんでした。一生をかけているペン作り、一度、妥協してしまった時の悔しい思い出があったので、この時もまだ満足せずに、追求し続けていました。そして一点、一点を追求し続け生まれたのが・・・この「ドルチェビータ」です。

ペンの「色だし」にこだわり、強弱が難しいオレンジ色でここまで出せるのは私だけではないかと、誇らしげに語られた時には、厳しい顔が少しだけ優しそうになられたチロさん。そして「驚きました。」と、このペンの説明をさらに続けて下さいました。
ついに生まれた伝説の一品!
これが伝説とまで言われるボールペン

  この「ドルチェビータ」。いつもどおり広告には、ほとんどお金を使っていないのですが・・・
驚くほど人気になりました。 そしてついには・・・第77回アカデミー賞の受賞者に送る最高のペンとしても選ばれました。この時ばかりは、本当に嬉しかったです。
だって、人の心を動かすアカデミー賞受賞者の心を動かすペンとして選ばれたのですから。 私の伝説の一本、ついに残せた気がしています。


最後は、完成した時の事を思い出されたのか少し目が潤んでいたようでした。「ドルチェビータ」にはかなわないかもしれないのですが、もう一つ「伝説の作品」を作りたいんです!と開発室に入る力強い足取りがとても印象的でした。
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