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街角のこだわりジェントルマン、ファッションチェックVol.27

PORTRAIT

田中伸明さん

信販会社勤務

各々のライフスタイルにフィットする、クレジットカードをはじめとした金融サービスを提供。行きつけのテーラー屋は、オーダー通も唸らせる代官山の麻布テーラー。

妥協のないフルオーダースーツで着用時のハイパフォーマンスを披露

スーツスタイルの良し悪しは、えてして体型に比例しないものだ。とどのつまり、自分の体とスーツとの確かな相性により違いは表れるといえるが、その一番の近道はやはりオーダースーツに他ならない。若い時から野球をやっていたこともあり、がっしりとした体型の田中氏も、実はフルオーダー派のひとり。ゆえに、フィット感からボタンひとつにいたるまで、そのこだわりは群を抜く。

「まず一番は肩ですね。ここがフィットしている事が重要です。少しでも気になれば、ミリ単位でオーダーをする時もありますね。その些細な差でも結構見え方が変わってくるので。例えば、どれだけサイドにシェイプを入れてシャープさを出したとしても肩がはまっていないと野暮ったく見えかねません。後は胸周り。胸とジャケットの間にスペースができてしまうと、みっともなく見えてしまうので気をつけています」。

ショルダーの2〜3oの出し入れなど日常茶飯事という田中氏。その独自のロジックは、スラックスにおいてもいきている。「仕事柄、現場に出ることもままあり、立ったり座ったりといった動作も常に行っているので、ひざから上のラインはややゆとりをもたせます。逆に、ひざから下をやや細くしているんです。そうすることで、足をスラッと見せられますから。バックシルエットに関しては、ヒップが割と大きめなのでタイトなものをはくとバランスが悪くなる。それを避けるべく少しゆとりを持たせ、その分ひざ下でカバーする方法をとっています」。

生地、ボタン、ラペルの幅など、他にも田中氏のこだわりは尽きることがない。「これは、イタリア製の生地で作られていて耐久性もいいですし生地感も心地いい。ラペルの幅も、ストライプの場合は7.5〜8pぐらい、無地の場合はやや細く、だいたい7〜7.5pのノッチドラペルが基本になります。ストライプは全体的に縦のラインが強調されるので、加えてラペルが細すぎるとやや品位に欠ける印象があります。ですので、そのあたりは意識しながらオーダーしていますね。ボタンは、4年前ぐらいは3つボタンでしたけど今は全て2つボタン。それで、前立てやすそのボタンを茶色にするのが僕のこだわりです。というのも、靴のほとんどが茶色。バッグも茶系がメインなのでそのあたりの統一感は気にかけています」。

スーツにおける深い知識に加え、自分の体を熟知しているからこそ可能なオーダーの的確さが目につく同氏。そのスーツへの探求心は、所持する小物などにも見られる。その一端を紐解いていこう。

Point in Check!
Bag
ITEM01

フェリージのバッグはナイロンと革のMIX感と堅牢さにほれ込んで購入。「ナイロン部がブルーのものを持っている人が多かった」ため、新鮮さを打ち出せるカーキに。

Breast
ITEM02

対応力のある白シャツを選ぶもうっすら入った格子柄がさり気ない洒落っ気を運ぶ。印象の異なるものを常に3〜4本持っているというタイはドットや小紋柄が多いとか。

Belt
ITEM03

「長過ぎず短過ぎないノーズで、コバも張っているほうが好き」という靴はスコッチグレイン。価格も優しく、耐久性や消臭効果も考えられたこちらがお気に入り。

Belt
ITEM04

トレンドを意識した本革の編み上げベルト。「ベルトを長く使うと、バックル周辺にクセじわがついたり折れ曲がったりするじゃないですか。それがこれだとほぼ皆無」。

Ballpoint
ITEM05

「すごく書きやすいのが高ポイント」と語るこちらは適度な重厚感と太さがあり、さらにゴールドと黒のコンビがクラス感十分。「かれこれ3年ほど使用しています」。

Leather Accesory
ITEM06

両方ルイヴィトンで財布はエピの二つ折り、名刺入れはタイガ。財布は数ある色の中でも自分の好きな色を選択。「名刺入れは型崩れしないように30枚以上は入れません」。

Editors' Impression

やはり称賛すべきは、自分のボディへ可能な限りアジャストしたスーツのシルエット。体にストレスのかからないフィット感を維持しながらも、見え方を意識したライン作りはフルオーダーのなせる技。さらに、「目上の方には落ち着いた色、若手企業家の方々にはデザイン系など、お会いする人によってタイを変える」といったコーデ上での配慮も是非参考にしたい。

Back Number
VOL.7 - 2007/08/07
都合により掲載終了
VOL.10 - 2007/11/07
都合により掲載終了
VOL.12 - 2008/01/07
都合により掲載終了
Special Contents
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