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街角のこだわりジェントルマン、ファッションチェックVol.25

PORTRAIT

佐伯直裕さん

信販会社勤務

企業経営者から一般の方まで、それぞれのライフスタイルに合ったクレジットカードをはじめとする様々なサービスを提供。おもに関東エリアを統括するエリアマネージャー。

シルエットへの仔細なこだわりに忍ばせた“仏”の伊達ディテール

スーツのモダンシルエット=細身というのが、いまやシーンの定説ということは疑うべくもない。その浸透度の高さから、何かにつけてスーツを選ぶ際は“細身”と多くの方が要望していることだろう。しかし、それ一辺倒では各所で不具合が生じても後の祭りというわけだが、佐伯さんが用いる方法をとることでその悩みの種も一気に解消しそうだ。
「スーツは身に付けていくごとに個々のライフスタイルが反映された、その人独自のシルエットがでてくると思うんです。なので、着てみて気づいた部分をさらに仕立て屋さんにお願いし微調整してもらったんです。」と語る同氏のスーツは、全体的にジャストなシルエットながら脇下を2p、腰回り4p縮小。さらにスラックスは、やや太めに設定。そうすることで全体の美麗ラインを崩さず、仕事時の運動量も確保することに成功している。

カラーは控えめなネイビーで誠実さを出しながら、うっすらと潜ませたシャドーストライプで全体をすっきりと見せた、オンオフへの配慮がうかがえる。しかし、彼独自のアイデンティティは他にある。
「その場、その時に合わせて変化をつけられるよう、常にタイは3本持ち歩いています。仕事で目上の方とお会いする機会が多いので、スーツでの主張は避けていますが、その分Vゾーンで遊びを取り入れてさり気ないアピールを試みています」との言葉通り、今日の胸元には白地にブルーのストライプを配したシャツへワインレッドのタイを合わせたトリコロールの色使い。「トリコロールカラーは個人的にも好きで、私服でも気づけばどこかに入っている(笑)」という色遊びが楽しい。

そんな佐伯氏のこだわりは、足元のシューズにも見て取れる。モダンなスーツの面影に反し、足元はイタリア靴のようなノーズの長いクラシックな外羽式の茶靴。「黒も持ち合わせていますが足元には落ち着きが欲しいですね」という同氏は、「だいたい時間があれば靴をみがいています。ほぼ趣味ですね(笑)」と語る。

そんな氏のつきないこだわりの数々を、さらに細かく教えていただこう。

Point in Check!
Breast
ITEM01

まるで無地シャツのような鮮やかな太めのブルーストライプのボタンダウン。そこへ濃密なワインレッドのタイで艶っぽさと印象の強さをのせた、鮮烈なコントラストが新鮮だ。

Belt
ITEM02

ステッチ風の飾りチップに見られる遊びの効いた一足。味わい深い色味と風合い、そして独特な光沢は、「靴磨きが好きで、ロウなどを使いながら毎日磨いている」気使いのたまもの。

Bag
ITEM03

レザーとナイロンのファブリックコンビがいきたフェリージのバッグ。そのスマートな装いは、オフの日でも使えそうなオールマイティさを持ち合わせ、同氏も「使いやすい」と絶賛。

Goods

「ビジネス=黒、プライベート=茶とその時々で使い分けている」と語る、小銭入れやマネークリップ、名刺入れといった小物はイルビゾンテ。他にも色違いで所持しているとか。

Schedule Book

「大きさもちょうどいいですし、何より見やすいし書きやすい」と語る手帳はモールスキン。「スケジュール管理用、メモ用、プライベート用とそれぞれで分けて使っています。」

Necktie

「会う相手によって変えている」というタイは常時3本所持。左はニコルクラブフォーメン、右は16年ほど前に購入したユーズド。どちらも相手に好印象を与えているタイだとか。

Editors' Impression

“セミオーダー”も浸透し、テーラーに対する概念も柔軟になってきた印象の昨今。その流れにあって、一度身につけながら徐々に自分のスタイルへアジャストしていくアプローチこそ、新たな提案であり彼独自の巧妙な仕掛け。理想のシルエットを構築する手段、斬新なVゾーンと落ち着きのある小物の活用に見られる色の出し入れなども、見習うべきポイントとして是非とも押さえておきたい。

Back Number
VOL.7 - 2007/08/07
都合により掲載終了
VOL.10 - 2007/11/07
都合により掲載終了
VOL.12 - 2008/01/07
都合により掲載終了
Special Contents
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