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街角のこだわりジェントルマン、ファッションチェックVol.21

PORTRAIT

柴山 透さん(28)

広告代理店勤務

様々なアパレル会社の広告に携わる。過去には某情報誌の営業も経験。自らカメラを持ち撮影をする、文章を書くといった仕事も行っていたとか。そんな多彩な能力を持ち合わせる広告マン。

シックグレーのスリーピースで重厚さの中にアーバンな横顔を作る

ブランドへのこだわりや、奇抜さを伴う個性出しにプライオリティを置かないのが柴山さんのステータス。

「クライアントからは、まず実年齢より上に見られることが多いんですよね(笑)。だから若々しさを出そうというのではなく、むしろ、その雰囲気に見合うものを着るのが私なりのスタンスです。中でもスリーピースは、大人っぽさをナチュラルに表現してくれますね。」

なるほど。確かにスリーピースは、生真面目かつアダルティな装いを導き、安定感も抜群。しかも、タイドアップが立体的になり、Vゾーンの合わせにより様々なロケーションで活躍してくれる。そのVゾーンに関しては、柴山さんも独自の心使いを見せており、

「よりシャープな印象を作るべく、タイもナローなものを選んでいます。デザインはレジメンですけど、カラーは控えめ。せっかくのグレーとスリーピースの雰囲気を崩したくないので。」

柴山さんのスーツの着こなしを聞くにつけ、あるふたつのキーワードが浮かび上がってくる。それが、“父”と“’60S”。

「60年代の広告業界を舞台にしたアメリカのテレビドラマをよく見るんですが、その中の登場人物たちのスーツの着こなしを、自分の中へフィードバックさせている部分はあります。モードっぽいシルエットバランス、小物使いやデザインなどに見るさり気ないウィット感はオシャレだと思いますね。」

確かに、細部を見てみると、小物を何気に茶系で統一されていることに気付く。
「これは親父からのアドバイスです。私は音楽も大好きで、小さい頃からよくビートルズを聞いてギターを弾いたりしてたんですけど、それも全て親父の影響ですね。親父の前で恥ずかしいスタイリングはできない(笑)。」

若い時より培われてきたセンス、それを常に磨いていこうとする高い志。それらは、ディテールに注目すればするほどより鮮明に表れてくる。

Point in Check!
Breast
ITEM01

ナローなノッチドラペルの色味を落としたシックなVゾーン。そこへ合わせたのは、ボディーに入った小紋柄やラウンドカラーが印象的なクレリックシャツ。適度なヌケ感が絶妙。

Watch
ITEM02

「メジャーブランドは避けたかったので、親父に相談したらこれを教えてもらいました」というデンマークのブランド、ジョージ・ジェンセンの時計。バンドは常に変えているとか。

Bracelet
ITEM03

3、4年前に購入したというボッテガヴェネタのブレス。「シーンを問わずつけられる小物が欲しかったので。ヘビロテし過ぎてやや色あせてはきていますけどそれがまたいい。」

Cuff

マーブル柄の並びにウッド調のものを合わせたカフボタンは、赤のスレッドとともに新鮮な印象を作る。さり気ないこのディテールワークにより、好感度を高めることが可能に。

Bag

美しい革が特徴のフェリージのバッグは、ショルダーとビジネスバッグの2WAY仕様。革とナイロンのマテリアルコンビもポイント。「PCなども持ち運べる大容量が使いやすい」。

Shoes

ショートノーズにラウンドトゥ、つま先に施されたメダリオンといった英国調のシューズがエレガント。「今風よりは、品格を携えたクラシカルなものに目がいきます」と柴山さん。

Editors' Impression

スリーピースのグレースーツには、真摯さを振りまける反面、堅い雰囲気も伝えてしまう。しかし、そこに合わせたレジメンタイやクレリックシャツ、茶で統一させた小物使いにより軽さをプラス。礼節ある華やぎをのぞかせたスタイリングを作り上げた。そこに、柴山さん独自のこだわりとオシャレ感度の高さがうかがえる。

Back Number
VOL.7 - 2007/08/07
都合により掲載終了
VOL.10 - 2007/11/07
都合により掲載終了
VOL.12 - 2008/01/07
都合により掲載終了
Special Contents
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